【アメリカ文化】サンクスギビングデー&ブラックフライデーってどんな日?楽しい過ごし方

アメリカ文化

毎年11月の第4木曜日は感謝祭Thanksgiving Day)、その次の日の金曜日はブラックフライデーBlack Friday)と呼ばれており、非常に重要なアメリカの一大イベントです。

この感謝祭は感謝の気持ちを表す日で、家族や友人との美味しい食事が楽しまれます。一方、ブラックフライデーは年末のショッピングシーズンの幕開けを告げ、大規模なセールと買い物狂想曲が展開されます。この記事では、感謝祭とブラックフライデーの歴史と現代の風習について詳しく説明します。

CHARLIE
CHARLIE

アメリカ人にとっては、家族が集まる日、日本のお正月やお盆みたいな感覚だよ!

HIINA
HIINA

このブラックフライデーは近年世界的な広がりを見せていて取り入れている企業も多いです。日本でも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?




感謝祭(Thanksgiving Day)の歴史と現代の過ごし方

感謝祭はアメリカ合衆国で最も伝統的な祝日のひとつで、多くの人々が家族や友人と共に過ごす特別な日です。

ピルグリムと最初の感謝祭

感謝祭の起源は1621年にさかのぼります。マサチューセッツ州のプリマス植民地に上陸したピルグリム(Pilgrim)と呼ばれるイギリスからの移民たちは、到着後、農作を始めますが、なかなかうまくいかなかったそうです。そういった厳しい状況の中、先住民であるネイティブアメリカンのワンパノアグ族からの知恵と助けにより、農作物が収穫できるようになりました。その後、彼らは先住民の協力に感謝し、先住民を招待して新しい土地での初めての収穫を祝う収穫祭を開催しました。これが感謝祭(Thanksgiving Day)の始まりと言われています。

アメリカ合衆国での祝日化

感謝祭はアメリカ合衆国で祝日として定着し、その日は感謝の意を表すために家族が一堂に会し、伝統的な料理を楽しむ機会として親しまれました。1863年、エイブラハム・リンカーン大統領が感謝祭を全国的な祝日と宣言し、それ以来、感謝祭は毎年11月の第4木曜日に祝われています。

伝統的な料理

感謝祭の伝統的な料理には、七面鳥(ターキー)、ハム、マッシュポテト、スタッフィング(角切りのパンをさまざまな野菜と和えて焼いたもの。ターキーの中に詰めて蒸し焼きにするものですが、サイドディッシュとしていただくこともあります。)、グレービーソース、クランベリーソース、パンプキンパイ、などが含まれます。これらの料理は家庭ごとに微妙な違いがあることがありますが、共通のテーマは家族との共同の食事で感謝の気持ちを表すことです。

パレードとアメリカンフットボール

感謝祭には、多くの地域で巨大なパレードが開催されていて、巨大な風船キャラクターや芸術的なフロートが観衆を楽しませます。また、アメリカンフットボールの試合も感謝祭の伝統として親しまれており、特にNFLの試合が多くの家庭で視聴されます。

家族との団らん

感謝祭は家族との団らんの日であり、多くの人々は遠くの親戚や友人と共に食事を楽しむために旅行します。感謝祭の食事は多くの場合、家庭ごとに特有の伝統やレシピを持っており、家庭ごとに異なります。

ブラックフライデー(Black Friday)の歴史と現在の過ごし方

感謝祭の翌日に訪れるブラックフライデーは、大規模なセールとショッピングの日として知られています。

ブラックフライデーのはじまり

1961年ごろから、アメリカのフィラデルフィア州ではじまり1975年にはかなり広まった比較的新しい言葉で、当日は買い物客で道路がまるで「黒」のように混雑することに由来するとされています。名付けたのはフィラデルフィアの警察で、人が外にあふれて仕事が増えるために「真っ黒な金曜日」と呼んだことがきっかけです。その後、この日に多くの小売業者が黒字に転換し、黒字の線が赤字から切り替わることを意味すると言われるようにもなりました。

ショッピングシーズンの幕開け

ブラックフライデーは、クリスマスショッピングシーズンの幕開けを示します。この日には多くの小売業者が大幅な値引きや割引を提供し、消費者はクリスマスプレゼントを購入するためにショッピングに殺到します。

ショッピングの狂想曲

ブラックフライデーはショッピングの狂想曲とも呼ばれ、一部の人々は感謝祭の夕食を終えると直ちにショッピングに出かけ、夜通し買い物を楽しむこともあります。一部の小売業者は深夜から営業を開始し、一日中特別なセールを行います。

ショッピングの大にぎわい

ブラックフライデーには多くの小売業者が特別なセールを行い、消費者は大規模な買い物に備えます。特に電子機器、洋服、家庭用品などが大幅な値引きとなり、多くの人々が商品を購入するために列を作ります。

オンラインショッピング

近年、ブラックフライデーのショッピングはオンラインでも大いに盛んになりました。多くの人々は自宅からインターネットを通じて商品を購入し、混雑や待ち時間を避けます。これにより、多くの人々が快適な家の環境からショッピングを楽しむことができます。

サイバーマンデー(Cyber Monday)

オンラインショッピングが盛んになったことにより、サイバーマンデーCyber Monday)と呼ばれる月曜日のオンラインセールも注目されるようになりました。ブラックフライデーの後に続くサイバーマンデーは、オンラインショッピングの日として知られており、多くのオンライン小売業者が割引しています。

まとめ

感謝祭とブラックフライデーはアメリカの文化で欠かすことのできないイベントの1つです。感謝の気持ちを表す日、そしてお得にショッピングができる日として、多くの人々に愛されており、アメリカの文化と商業の一部として、多くの人々に楽しまれています。みなさんもぜひアメリカの一大イベント楽しんでくださいね!

ほかのアメリカの祝日についてまとめた記事はこちら。【アメリカ文化】アメリカの祝日は日本と違う?ホリデー事情

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